リセッター・エレコム・THC-7ERESET の分解

この製品は、キヤノン製インクジェットプリンター用インクカートリッジにインクを詰め替える際、インク残量を記憶しているチップをリセットして満タン表示に戻して再利用するためのものですが、このTHC-7ERESETは、USB電源を利用するように改良された同社後発新商品と違って、内蔵電池が切れたら基本的には捨てるしかありません。結構高価だったので単に電池が切れただけで廃棄するのはあまりにも勿体なさ過ぎますし、大体インクカートリッジを何度も再利用するための製品であるにも拘わらず、電池が切れたら即廃棄処分というのは本末転倒もいいところです。ということで、未だ電池の容量は充分残っていて当分の使用には全く問題がないのですが、より長く使うための準備として分解してみました。

本体底面部の蓋と本体上部の隙間にカッターナイフや細いドライバーを入れて少しずつ拡げながら底面蓋を分離します。蓋は4箇所の突起で本体上部に取り付けられている(接着されている)のでなるべく突起を折らないようにゆっくり慎重に作業します。私の場合接着が強固だった2本の突起を折ってしまいましたが残りの2本は何とか健在でした。折ってしまった箇所にはネジ穴を切ってビスで固定することにします。尚、分離する際にはドライバーの先でプリント基板の表面を傷つけないように充分注意が必要です。


底面の蓋を分離したところ(下の2本の突起が折れてしまいました)
尚、内側にある4つの突起と穴は基板を保持するためのもので本体と蓋の接着とは全く関係ありません。


側面より撮影


リセッターの基板はこのように入っています。

これがリセッターの心臓部である基板の上面です。内蔵リチウム電池は三菱のCR2032が1個です。電池の右側ほぼ中央にあるのが、インクカートリッジを押し込んだ際に電源を入れるためのスイッチで、その右隣はカートリッジのチップに接触する接点です。


接点側から撮影

電池をホルダーから外したところですが、非常に外しにくいので白いプラスチック製ホルダーを破損しないように、また中央部分にある小さなスイッチを破損しないように充分注意する必要があります。私は現在の電池が切れるまではこのまま使いますが、その後はDC3Vの電源アダプターが接続出来るようにACアダプター用のジャックを組み込んで改造再利用する予定です。ACアダプターのコードの引き回しなどを考えると、単純に電池交換するだけでもいいのですが。改造しましたらまたこのページでご紹介します。

【追記】 このリセッターの電池が切れる前にプリンター本体が壊れて逝ってしまいました。電源を入れた時点でのランプ点滅状態から判断してどうやらメイン基板がおシャカになってしまったようで、キヤノンは既に当該機種の修理そのものを受付終了しているので結局このリセッターの電池交換、或いはACアダプタージャック装着改造前にお役御免となってしまいました、残念!(^^; まあ、現実なんてそんなものなんでしょうねぇ。(笑)  当ページにネット検索で閲覧される方にとって幾許かでもお役に立てば記事を書いた甲斐があろうというものです。ご来訪に感謝致します。ありがとうございます。

メーカーさんもボランティアをやっている訳ではないので、儲けを出すためにはインクカートリッジに一種のプロテクトを施しある程度高額に設定して販売しなければならないという事情はよくわかるのですが、昨今叫ばれている「地球を守る」だとか「エコロジー」などとはやっぱりかけ離れているのではないかと私には思えますので、何とかメーカーさんもユーザーも双方が幸せになれるようなスタイルを模索して頂ければと思う今日この頃です。[2016年4月30日]


組み込み予定のACアダプター用ジャック

【ご注意】 このサイトの記述を参考にして実際に本機を分解した場合に発生したいかなる不具合、故障に対しても私は一切責任を負いません。もし分解を実行される場合は各自の自己責任においてお願いします。

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